豆知識
<成人式>
成人式とは、本来、成年式、女子の場合は成女式と言っていたものであり、一人前の男女になったことを社会に認められる式のことです。昔の武家社会では男子が15歳・女子は13歳頃に元服の儀式が行われました。男子は冠をかぶり烏帽子(えぼし)をつけて前髪を落とし、女子は「髪上げ」といって大人の髪型にしました。男女共に着物の肩上げをおろす事により、成人した大人への転換とされました。村社会では若衆組への加入儀式があり、結婚するまで地域の警備・祭礼などに若衆頭の統率のもとに活躍。これにより一人前の成人した大人と認められました。
<現代版成人式の由来>
戦後間もない昭和21年11月に埼玉県蕨市で、戦争から戻ってきた若者たちを元気づけようと、町の青年団が主催した「青年祭」が始まりと言われている。
その後、昭和23年に「成人の日」として国民の祝日となりました。
<卒業式>
●袴について・・
袴姿は、年々、卒業式のスタイルとして、定着して参りました。
袴の歴史は奈良時代の裳(も)に繋がるようです。裳は、腰から下にまとう、ひだスカートのようなものでした。それが、やがて袴となり、宮中で仕える女性の日常着になったといわれています。明治になって女子学生が袴を制服として着用し、大正・昭和の初期まで続きました。
袴は仕立てによると3種類に分類されます。襠(まち)を高く裾を広く、武士の馬乗りに適した様に仕立てた仕立てた馬乗袴(うまのりばかま)。日舞に着用するために動き安いように脇開きが広い目に仕立ててある踊袴(おどりばかま)。襠(まち)の無い袴で、明治中期以降、女学生の卒業式用の袴として定着した行燈袴(あんどんばかま。卒業式に着用するような袴は、別称、袋袴または女袴といわれる行燈袴です。
女袴は、通常はスカート状の行灯袴(あんどんはかま)です。これを袖の小さい着物である小袖(こそで)とともに着用し、胸高(むなたか)で身につけます。小袖の胸元は襦袢と重ね、重ね着の味を出します。帯は、動きやすさや活動性を考慮した半幅と呼ばれる細いものを用います。
足下は、足袋に草履もしくは、モダンに靴下にブーツを着用します。
卒業式の袴姿は、女学校の制服として袴が用いられた大正から昭和初期の時代へのノスタルジーとともに、当時の先進的で活動的な女性のシンボルという意味もあるのでしょうか。
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